理系大学院生の日記(仮)

今日あった出来事、新聞の纏め、映画、アニメ、本の感想などいろいろ書きます。

日経新聞の感想「人生は化学式。~1話 ショウロックスに輝け~」

今日は日経新聞の23面「人生は化学式。~1話 ショウロックスに輝け~」(以下、本書)に注目してみた。

注目した理由

「新聞の纏めを書く」とは言ったものの(私がこのブログを始めた理由の一つ)、最近はコロナの報道が多くてそろそろ飽きてきてしまう。経済のニュースもあったが、背景調査に時間が掛るので今回はパス。

 

私が本書に惹かれたのは「人生」と「化学式」という通常相いれない事象がイコールで結ばれていることに好奇心と期待を感じたからです。

 

人生は良く分からない事が多く定量的に測ることが難しい。そんな不確実性の多いことに対する私の不安を化学という定量的に観測できるものを掛け合わせることで、解答を提示してくれるのではないかと一抹の期待を与えたところが本書の魅力であった。

 

本書についてのあらすじや感想

 

_____以下あらすじ_____

本書一話目は高校二年のボク(多分、主人公)と美女(音楽プロデューサーか、それに準ずる人間)の出会いから始まる。高校二年のボクは作曲が好きで動画サイトにアップした動画がきっかけで美女と出会う。そこでいきなり、「化学」をテーマに名前(芸名?)及び、曲名(『ショウロックスに輝け』)まで提案される。

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感想

 

最初に感じたのはショウロックスって何?ということ。調べてみると昭和電工さんの製品でガラス研磨剤の名称。酸化セリウム(セリアとも呼称される)を主成分としたものだった。昭和電工さんというと酸化チタンの印象が強かったので、今後、他の製品の名前のキャラクターが出てくると期待する。(昭和電工:製品情報)https://www.sdk.co.jp/products/47/83/1220.html

 

ボクの性格について、ボクは音楽が好きな高校二年生ということで、私と年齢は離れているものの音楽好きという点では似ていると思う。(私は昔ピアノを習っていて、今も少し練習しています。)また、顔を隠して動画投稿しているという点からは、内向的ではあるもののエネルギーに満ち溢れた人間であると感じた。また、最後の一文「思わずボクはアイスコーヒーを飲み干した。」からもボクが千載一遇のチャンスを掴もうとしている高揚感が伝わってくる。

 

ここまで読んで感じたことは「いきなり、化学をテーマで話しが進行するのはやや強引かな」と感じたものの、ボクと美女の出会いが何か大きな変化をもたらすのではないかと期待させる展開は面白い。ナトリウムに水を垂らして発火するのを見た中学生の時の興奮に似ている(笑)

 

今日はここまで。

 

(余談)

化学×小説というと喜多喜久先生の「リケコイ」や青柳碧人先生の「浜村渚の計算ノート」(←化学ではないけど理数系ミステリー)なんかを思い出す。

 

あとキャンパスの桜が綺麗だったので一応貼っておく。

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図1さくら